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  2. 相続・遺産分割に関するご相談
  3. 遺産分割調停を申し立てる前に、整理しておくべきポイント―話し合いが行き詰まる原因と実務上の判断軸―

遺産分割調停を申し立てる前に、整理しておくべきポイント―話し合いが行き詰まる原因と実務上の判断軸―


遺産分割の話し合いが、途中で進まなくなることは珍しくありません。

最初は冷静に話し合っていたつもりでも、
「何を決めればよいのか分からなくなった」
「同じ主張を繰り返すだけになっている」
と感じるようになることは、実務でもよく見られます。

このような状況になると、
「もう遺産分割調停を申し立てるしかないのではないか」
と考える方も少なくありません。

もっとも、
話し合いが止まった=すぐに調停を申し立てるべき
というわけではありません。

調停を申し立てる前に、
一度立ち止まって整理しておいた方がよいポイントがあります。


調停を申し立てる前に、まず整理しておくべき視点

何について意見が対立しているのか

まず確認したいのは、
「何が問題になっているのか」です。

遺産分割の話し合いが進まない場合でも、
原因は一つとは限りません。

例えば、

  • 遺産の分け方そのものについて意見が違うのか
  • 不動産や預金の評価額について争いがあるのか
  • 生前の援助や介護を、どう扱うかで意見が分かれているのか

といったように、
実際には論点がいくつかに分かれていることが多くあります。

感情的なやり取りが増えている場合でも、
その背景には、こうした具体的な争点が存在していることがほとんどです。


なぜ話し合いが止まっているのか

次に考えたいのは、
話し合いが止まっている理由です。

相続人それぞれが、
異なる立場や前提で話をしている場合、
同じ説明をしても受け取り方が大きく異なります。

例えば、

  • 「公平に分けたい」と考えている人
  • 「これまでの経緯を重視したい」と考えている人

が同じ場で話をすると、
話がかみ合わなくなることがあります。

誰が悪いかを考えるのではなく、
どこで前提が食い違っているのかを整理することが重要です。


実務でよく見られる「話し合いが行き詰まる典型例」

特別受益や寄与分の評価をめぐる対立

生前に、特定の相続人が多額の援助を受けていた場合や、
被相続人の介護などに長期間関わっていた場合、
その評価をどう考えるかで意見が分かれやすくなります。

一方は
「これだけ支援してもらっているのだから考慮すべきだ」
と考え、
もう一方は
「家族として当然のことだった」
と考えることもあります。

評価の基準が共有されていないと、
話し合いは平行線になりやすくなります。


不動産の評価や分け方が決まらない場合

遺産の中に自宅や土地などの不動産が含まれている場合、
評価額や取得方法をめぐって話し合いが止まることがあります。

例えば、

  • 誰が不動産を取得するのか
  • 共有にするのか、単独取得にするのか
  • 他の相続人への金銭調整が可能か

といった点が整理されていないと、
結論を出すことが難しくなります。


感情的な対立が論点整理を妨げている場合

相続では、
過去の人間関係や出来事が影響し、
感情的な対立が前面に出ることもあります。

ただし、
感情そのものを解決しようとすると、
話し合いがさらに複雑になることがあります。

実務では、
感情を否定せずに受け止めながら、
「今、何を決める必要があるのか」を切り分けて整理します。


調停を申し立てる前に確認しておきたい実務上のポイント

すでに合意できている点と、対立している点

話し合いが行き詰まっている場合でも、
すべての点で対立しているとは限りません。

例えば、

  • 預金の分け方は合意できている
  • 不動産の扱いだけが決まらない

といったケースもあります。

合意できている点と、
争いになっている点を分けて整理することで、
問題の範囲が明確になります。


話し合いで解決できる余地が残っているか

代替案が検討されているか、
第三者が関与することで話が進む可能性があるかも、
一つの判断材料になります。

話し合いで解決できる余地が残っている場合には、
必ずしも直ちに調停を申し立てる必要はありません。


調停を申し立てることが、整理につながる場合もあります

一方で、
当事者間だけでは整理が進まない場合、
調停を申し立てることで話し合いの枠組みが整うこともあります。

裁判所が関与することで、
論点が明確になり、
感情的な対立から距離を置いて話ができるようになるケースもあります。


それでも、すぐに調停を申し立てるべきとは限りません

調停は有効な手段ですが、
準備や整理が不十分なまま申し立てると、
かえって時間や負担が大きくなることもあります。

申立ての前に、
どこまで整理できているかを確認することが、
結果にも影響します。

そもそも、遺産分割調停を申し立てるべきかどうかについては、
次の記事で全体像を整理しています。

▶︎ 遺産分割調停になる相続と、ならない相続の違い

調停に進むかどうかを判断する際には、
「調停や審判になった場合、裁判所が何を基準に判断するのか」
を一度整理しておくことも重要です。

遺産分割調停・審判における裁判所の判断基準や、
実務上の考え方については、
次のページで詳しく解説しています。

▶︎ 遺産分割調停・審判では何が基準になるのか


まとめとして

遺産分割調停は、
話し合いが完全に行き詰まった場合の「最後の手段」だけではありません。

一方で、
申立て前の整理が不十分なまま進めると、
解決までに時間がかかることもあります。

重要なのは、
調停を申し立てるかどうかではなく、
その前に何を整理できているかです。

状況を一度整理し直すことが、
結果として納得のいく解決につながります。

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