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  2. 不動産に関する問題で、どこから考えればいいか迷っている方へ
  3. マンション管理|まず、管理組合としてどこから考え始めればいいのか
  4. 管理の仕組み・ルールを確認する場面―管理組合として、何を前提に考える話なのか―

管理の仕組み・ルールを確認する場面―管理組合として、何を前提に考える話なのか―

マンション管理の問題が話題になると、
理事会では、つい次のような議論になりがちです。

  • それは認めるべきか
  • 注意すべきか
  • どう対応するのが正しいのか

しかし、こうした議論に入る前に、
必ず立ち止まって確認しておきたいことがあります。

それが、
管理の仕組みやルールを前提として、
この話をどう整理すべきか

という点です。

このページは、
「まだ何も決めない段階」で読むページです。

マンション管理の話は、いきなり結論から考えるとずれやすい

マンション管理では、
同じ出来事でも、

  • 関係者の前提の理解がずれている
  • 立場ごとに見ているものが違う

という状態で話が進むことが少なくありません。

たとえば、

「それは規則違反だ」
「いや、そんな規則はなかったはずだ」
「これまでもやっていた」

と意見が割れている場合、
多くは、

どの規則の話をしているのか
そもそも規則がある話なのか

が整理されていません。

この状態で結論を出そうとすると、
話はまとまらず、
後から「そんな前提のつもりではなかった」
という不満が残ります。

そのため、
まず必要なのは「正解」を探すことではなく、
話の土台をそろえることです。

管理組合は、どこまで関与する組織なのか

最初に確認したいのは、
その問題は、そもそも管理組合が関与すべき話なのか
という点です。

マンションでは、日々さまざまな不満やトラブルが起きます。

ただし、すべてが
管理組合の問題になるわけではありません。

たとえば、

  • 専有部分の中だけの個人的なトラブル
  • 一時的な感情の行き違い

こうしたものは、
管理組合が前に出ることで、
かえって問題が大きくなる場合もあります。

一方で、

  • 共用部分の使い方
  • マンション全体の秩序に関わる話
  • 規則で定められている内容

が関係している場合は、
管理組合として整理すべき話になります。

この切り分けをせずに、

「とりあえず様子を見よう」
「個人同士で解決してもらおう」

としてしまうと、
後から
「なぜ管理組合は何もしなかったのか」
と問われることがあります。

管理規約・使用細則は、何のためにあるのか

管理規約や使用細則は、
「トラブルが起きたときの武器」
ではありません。

本来は、

  • マンションをどう管理するか
  • 誰が、何を、どこまで担うのか

という前提をそろえるためのものです。

そのため、

  • 規則に書いてあるから必ず正しい
  • 書いていないから何もできない

と短絡的に考えると、
かえって判断を誤ります。

この段階では、

  • どこまで規則で決めているのか
  • 規則が想定していない話なのか

を、
冷静に確認すること
が目的になります。

理事会・総会・管理会社の役割を整理する

次に重要なのが、
役割の整理です。

マンション管理では、

  • 理事会
  • 総会
  • 管理会社

が関わりますが、
それぞれの役割は異なります。

この段階で大切なのは、

  • 誰が最終的に判断する主体なのか
  • 誰が実務を担うのか

を混同しないことです。

管理会社が関与していると、

「管理会社の判断で進む話」
のように感じてしまうことがあります。

しかし多くの場合、

  • 判断の前提を整えるのは管理組合
  • 実務を行うのが管理会社

という関係にあります。

この整理をせずに話を進めると、
「誰が決める話だったのか」
が分からなくなります。

この段階では、まだ何も決めなくていい

ここまで読んで、

「では、どうするべきなのか」
と考えたくなるかもしれません。

しかし、
この段階では、結論を出す必要はありません。

ここでやるべきなのは、

  • 管理組合が関与すべき話か
  • どのルール、どの規則の話か
  • 誰がどこまで関わる話か

を整理することです。

前提がそろっていないまま決めることが、
いちばん危険です。

次に考える場面は、どこか

仕組みやルールを確認した結果、

  • 何かを決める必要がある
  • 費用や負担の問題だ
  • ルール違反への対応の話だ

と見えてくることがあります。

その場合は、
次の場面に進みます。

▶ 管理組合として「決める」ことが求められる場面
▶ お金・費用・負担が問題になる場面
▶ ルール違反・使用方法が問題になる場面

このページは、
そのための入口です。

▶ マンション管理の全体像(場面の一覧)に戻る

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