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  3. マンション管理|まず、管理組合としてどこから考え始めればいいのか
  4. 管理組合として「決める」ことが求められる場面―その判断は、もう先送りできないか―

管理組合として「決める」ことが求められる場面―その判断は、もう先送りできないか―

マンション管理の問題には、
「少し様子を見てもよい話」と
「そろそろ決めないといけない話」
があります。

このページで扱うのは、後者です。

すでに、

  • 理事会で何度も話題になっている
  • 結論が出ないまま時間が経っている
  • 決めないこと自体に不満が出始めている

こうした状況であれば、
それは
管理組合として「決める」ことが求められる場面
に入っています。

マンション管理では、「決めないまま」が問題になることがある

マンション管理で問題が発生した場合、
「いきなり決めなくていい」
という状態が
ずっと許されるわけではありません。

たとえば、

  • 共用部分の使い方について意見が割れている
  • 管理費の使途に疑問が出ている
  • 管理会社への対応方針が定まらない

こうした状態が長く続くと、

  • 理事会が機能していない
  • 管理組合として何もしていない

と受け取られてしまうことがあります。

この段階では、
決めないこと自体がリスクになります。

まず考えるのは、「内容」ではなく「決める必要があるか」

この場面で、
いちばん多いズレはここです。

理事会で、いきなり、

  • それは賛成できない
  • 自分は反対だ
  • それはおかしい

と、
内容の是非から話が始まってしまうことです。

しかし、
この段階で最初に考えるべきなのは、

この話は、管理組合として
何らかの判断を下す必要がある話なのか

という点です。

  • 決めなくても運営に支障はないのか
  • このまま放置すると問題が広がるのか

ここを確認せずに意見をぶつけると、
議論は感情論になりやすく、
結論が出ません。

理事会で判断する話か、総会で判断する話か

「決める必要がある」と分かった次に、
考えるべきなのは、

どこで決める話なのか
という点です。

マンション管理では、

  • 理事会で判断できる話
  • 総会で判断する必要がある話

が混在しています。

ここを整理せずに進めると、

・理事会で決めてはいけないことを決めてしまう
・総会に出すべき話を、理事会で抱え込んでしまう

といった問題が起きます。

この段階では、
「どう決めるか」ではなく、

「理事会の話なのか、総会の話なのか」
を切り分けることが重要です。

「決めたつもり」でも、管理組合として決めたことにならない場合

実務では、
次のような状態がよくあります。

  • 理事長と数名の理事で話を進めた
  • 管理会社の提案どおりに動いた
  • 反対意見が出たが、整理しないまま進めた

このような場合、
後から、

「管理組合として決めた話なのか」
「誰が決めたのか分からない」

という問題が出やすくなります。

ここで大切なのは、
決めた内容の良し悪しではありません。

管理組合としての意思決定だったのか
が問われる、という点です。

この段階で必要なのは、「拙速な結論」ではない

「決める段階」と言っても、
すぐに結論を出す必要はありません。

ただし、

  • いつまでも検討だけを続ける
  • 結論を避け続ける

ことも許されません。

この段階で必要なのは、

  • 管理組合として判断する話であることを認識する
  • どこで、誰が判断するべきなのかを明確にする

という、
意思決定についての確認です。

この段階を越えると、次に考えるべき話

ここまで考えてくると、
管理組合として、
次にどんな点が問題になりやすいかが見えてきます。

たとえば、

  • そもそも、この決め方でよかったのか
  • 管理組合としての判断として、形が整っていたのか
  • 反対意見が強い中で、判断を進める前提はそろっていたのか

といった点です。

これらは、
「決めるかどうか」の話ではありません。

すでに何らかの判断を行った、
あるいは行おうとしている中で、

その判断が、
管理組合として受け止められる形になっているか

が問われる場面です。

このあたりから先は、
個々のマンションの状況によって、
考えるポイントが少しずつ変わっていきます。

判断の進め方そのものが問題になっている場合もあれば、
反対意見との向き合い方が中心になる場合もあります。

管理組合として、
さらに一歩踏み込んで考える必要があるときは、
次のような点が焦点になります。

  • この決め方で進めてしまって問題がなかったか
  • 管理組合としての判断として成立していると言えるか
  • 強い反対意見がある状況で、どこまでを共有できていたか

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