不動産に関する問題全体の考え方を確認したい方は、
文章を順番にお読みください。
すぐに各分野を確認したい方は、下の案内からクリックして進めます。
▶ 土地建物の賃貸借で悩んでいる方
▶ 土地建物の売買で悩んでいる方
▶ マンション管理で悩んでいる方
▶ 境界・近隣トラブルで悩んでいる方
▶ 空き家・所有者不明土地建物で悩んでいる方
不動産に関する問題を、どこから考えればよいか
不動産の問題に直面すると、
「困っているけれど、何から手を付ければいいのか分からない」
という状態になることも少なくありません。
不動産の問題は、
「いま、どの段階で悩んでいるか」によって、
考えるべきことが大きく変わります。
たとえば、建物賃貸借契約でも
- 賃貸借契約を結ぶ前に迷っているのか
- すでに契約関係が続いていて、不満や違和感が出てきたのか
- 退去や解除をめぐって、話がこじれ始めているのか
によって、
取るべき対応はまったく異なります。
この判断を誤ると、
本来は避けられたはずの問題が、
かえってこじれてしまうこともあります。
したがって、
不動産に関する問題は、
実務上、次のような段階に分けて考えることができます。
- 契約や取得を考えている段階
- 契約関係が続いている段階
- 契約を終わらせる、または終わった段階
- 話し合いが行き詰まり、裁判所を意識する段階
同じ不動産の問題でも、
このどの段階にいるかによって、
注意すべき点は大きく変わります。
実務でご相談の多い不動産分野について
不動産に関する問題は多岐にわたりますが、
実務上、判断を誤りやすい場面には、ある程度の共通するパターンがあります。
当事務所では、
特に次のような分野についてのご相談を多くお受けしています。
賃貸に関する問題で迷っている方へ
賃貸に関する問題は、
土地でも建物でも、
借地借家法という法律の影響を強く受けます。
そのため、
契約があるのに思いどおりに進まない、
話し合いだけでは解決しない、
と感じる場面も少なくありません。
また、賃貸と一言でいっても、
建物の賃貸(借家)と
土地の賃貸(借地)では、
制度も、問題の起き方も、大きく異なります。
そこでまず、
問題がどちらに当てはまるかを確認してください。
▶ 建物の賃貸(借家)についてお悩みの方へ
(アパート・マンション・店舗・事務所など)
▶ 土地の賃貸(借地)についてお悩みの方へ
(土地を借りて建物を建てている場合など)
不動産売買に関する問題で迷っている方へ
不動産売買といっても、
たとえば、
- 土地を買う場合
- 新築の建物を買う場合
- 中古の建物を買う場合
では、
契約前に確認すべきことも、
契約後・引渡し後に問題になりやすい点も違います。
このページでは、
不動産売買に関する問題を、
次のようにに分けて、
どこから考え始めればよいかを整理しています。
マンション管理で悩んでいる方へ
マンション管理の問題は、
何でも管理組合の判断が必要とは限りません。
管理組合として、誰が、どの立場で対応すべき問題なのかを
整理することが重要です。
境界・隣地の問題で迷っている方へ
近隣との関係で生じる問題には、
いくつか性質の異なるものがあります。
不満や違和感を感じていても、
それがどの種類の問題なのかによって、
考え方は大きく変わります。
境界の問題として考えるもの
たとえば、
- 境界標の位置が気になる
- 塀やフェンスの位置がずれているように見える
- 隣地の建物や樹木が越境している
- 図面や測量の話が出てきている
これは、
最終的には
「どこまでが自分の土地なのか」という
土地の境目や範囲そのものが問題となっている話になります。
境界以外の近隣トラブルとして考えるもの
一方で、
境界とは直接関係しない近隣トラブルもあります。
たとえば、
- 騒音や振動
- においや煙
- 駐車や通行の問題
- 視線やプライバシーに関する違和感
これらは、
生活のしかたや距離感がぶつかることで生じやすいものです。
境界の問題とは性質が異なるため、
考える順序や注意点も変わってきます。
空き家・所有者不明などの不動産で悩んでいる方へ
不動産は、
使っていなくても、
所有しているだけで問題が生じることがあります。
管理できない状態が続く前に、
状況を整理しておくことが大切です。
すぐに結論を出す必要はありません
不動産の問題は、
まず状況を整理するだけでも、
見え方が大きく変わることがあります。
ご自身の状況に近い分野から、
順に確認してみてください。