所属弁護士
- 弁護士 佐々木 康友(ささき やすとも)
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登録番号:50770
所属弁護士会:埼玉弁護士会
代表弁護士ご挨拶
はじめまして。
さいたま未来法律事務所代表弁護士の佐々木康友です。このたびは、当事務所のホームページをご閲覧くださり誠にありがとうございます。
弁護士にご相談されるにあたり、能力はもちろん、意外と重要なのが弁護士との相性です。
弁護士に依頼するトラブルはすぐに解決するとは限りません。解決までに2~3年かかることも多く、弁護士とは長い付合いになります。また、ご相談いただくにあたり、他人には話しにくいこともあるでしょうから、できるだけ話をしやすい弁護士の方がよいと思います。
そうすると、どうしても弁護士との相性が影響してくることも多いのです。
こちらのページをご覧の方のなかには、私がどのような人物か知りたい方がいらっしゃるかもしれません。紙面の都合はありますが、私の人となりがわかるように、自己紹介をさせていただければと思います。
1 経歴
平成6年3月 | 海城高等学校卒業 |
平成11年3月 | 早稲田大学理工学部建築学科卒業 |
平成14年4月~平成21年12月 | さいたま市役所勤務 |
平成25年3月 | 首都大学東京法科大学院修了 |
平成25年9月 | 司法試験合格 |
平成26年12月 | 司法修習修了(第67期) |
平成26年12月~令和2年5月 | 杉本秀夫法律事務所勤務 |
令和2年5月 | さいたま未来法律事務所開設 |
- 出身地:千葉県千葉市、山口県周防大島町
- 家族:妻・子3人
- 所属弁護士会:埼玉弁護士会
- 埼玉住宅紛争審査会運営委員会所属
2 得意分野
大学が理工学部建築学科出身であり、市役所でも主として都市開発系の仕事をしていたこと、さらには個人的な関心から、建築・不動産分野を得意としています。弁護士登録後も、多くの建築・不動産関連事件に携わってきました。不動産に関連する分野として、離婚、相続についても注力しています。
また、市役所での職務経験を活かし、これまで、行政事件(住民側、自治体側どちらも)も数多く携わってきました。
3 弁護士業務の心構え
元阪神の桧山進次郎さんは、令和2年に亡くなった野村克也監督から、「考えるということは、相手が何を考えているかと考えることである」と教えられたそうです。
弁護士業務においても常に相手方が存在します。裁判や交渉をこちらに有利に進めていくためには、相手方が何を考えているのか、こちらの主張に対してどのように反論してくるかを常に考えなければなりません。将棋でいえば、2手、3手先を読むことが必要になります。
もちろんそれは簡単なことではありませんが、常に相手方が何を考えていることを考えながら、依頼者様にとって最善の結果が得られるように努めています。
4 なぜ弁護士を目指したのか
私は、大学の理工学部を卒業後、市役所に就職しました。
「なぜ弁護士に?」と尋ねられることが多いので、ここで説明させていただきます。
就職した市役所は、上司や同僚に尊敬できる方も多く、楽しい職場でした。入庁後、数年が経過し、若手から中堅へと差し掛かる時期となりました。
市役所では、通常、中堅以降は、幅広く業務を経験するゼネラリストか特定の分野を専門とするスペシャリストに分かれてキャリアを積むことになりますが、私の場合、ゼネラリストの道を歩むことになることが見込まれました。このまま勤務を続け、いずれはゼネラリストとして管理職となり、部下をまとめていくのもやりがいがありますが、自分としては、現場にかかわり続けるスペシャリストの方が性格に合っていると思いました。
その時点で、すでに年齢は30代半ばでした。転職するのであれば最後のチャンスだと思い、行政のように人の役に立ち、かつ、スペシャリストとして何かできるだろうと思いを巡らせたところ、辿り着いたのが弁護士の道でした。
それまで弁護士になることなど考えたことがなかったのですが、法科大学院制度により合格者も増えていたこともあり、自分にもできるかもしれないと思いました。
当初、市役所勤務を継続しながら、司法試験合格を目指すことも考えましたが、司法試験は生半可な試験ではありません。私はまともに法律の勉強をしたことがありません。二足の草鞋を履こうとしても、市役所の仕事も司法試験の勉強もいずれも中途半端なものになるのは明らかでした。
そこで、家族の了解もあったことから、市役所を退職して、法科大学院に入学し、司法試験の勉強に専念することにしました。
このようにして、私は、平成26年、39歳で弁護士になりました。弁護士になって、人の役に立ちたいとは強く思っていましたが、社会正義を実現するといった高尚な目的まであったわけではないのが正直なところです。
それでも、現在は、やはり、弁護士となってよかったと思います。弁護士の仕事は、楽しいこともつらいこともありますが、一つ一つの事件に丁寧に向き合うことは自分の性に合っていると思いますし、事件が解決して依頼者の方に安心して頂けるのは私としても喜びだからです。
5 好きな言葉
好きな言葉は、「人間万事塞翁が馬」です。
私は、モットーや座右の銘などを考えたことはなかったのですが、iPS細胞の研究でノーベル賞を受賞した山中伸弥先生の「山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた」という書籍を読んで、この言葉が好きになりました。
山中先生の言葉をお借りすれば、「人間万事塞翁が馬」とは、人生における幸・不幸は予測できないという意味です。
山中先生の体験と比べれは、私の体験など容易いものですが、
・孤独な学生生活
・不登校
・留年
・大学院中退
・フリーター生活
など、私の人生も順風満帆ではなく、多くの遠回りをしてきました。青少年時代は、長い間、陰鬱な毎日を過ごしてきました。
しかし、フリーター生活の時、なんとかこうした状況を変えようと、手探りながらも前に進もうと努めました。陰鬱な毎日から、今後の人生の糧となる貴重なことも学びました。
もし、順風満帆な人生を送っていたら、全く違う人生を歩んでいたと思います。私が市役所に就職し、弁護士になることは考えもしなかったでしょう。
今、私は、弁護士になってよかったと思っています。ですから、「人間万事塞翁が馬」なのだと思います。
反対に、今後、どのような「禍」に見舞われるかもわかりません。倦まず弛まず、奢らず、毎日を過ごしていくという戒めとしても、「人間万事塞翁が馬」なのではないかと思っています。
6 趣味
都会よりは自然が好き、人の多いところよりは少ないところが好きな人間です。
メダカの飼育 | 埼玉県内の田園地帯の水路で捕えてきたメダカ、モツゴ、ドジョウ、川エビなどを育てています。屋外で、できるだけ自然に近い環境を作っています。 |
植物栽培 | 最近は、果物の種や道で拾った種子を植木鉢で育てることにハマっています(庭があれば地植えしたいのですが。)。現在は、ビワ、イチョウ、アボカドなどを育てています。 |
街歩き | どちらかといえば、現代的な街並みよりも、時間をかけて形成された街並みの方が好きです。埼玉県内では、川越の蔵の街並みが有名ですが、当事務所のある浦和駅周辺も趣のある街並みを形成しています。 |